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インドネシア大統領と親しい豪首相でもバリナインを救えない

キャンベラ 15日 -ジョン・ホワード豪首相は、首相のインドネシア大統領との親しい関係が、バリ麻薬密輸事件で死刑判決を受けたオーストラリア人を救えるとは期待しないようにと国民に忠告した。

同首相は、「私がインドネシア大統領と親しい関係にあり、オーストラリアとインドネシアの2国が昔よりもより緊密な関係をもっているのはすばらしい事だ。この関係を保つ為に、努力を続けたい。インドネシア大統領にとって、自国民への、そしてインドネシア国内での麻薬撲滅運動推進への責務は、彼と私との友人関係よりも遥かに重要なものであり、またそうあるべきだ。」と語った。

オーストラリア政府は、昨年12月にシンガポールで死刑有罪判決を受けていた麻薬密輸犯ニュエン・ツオング・バンの死刑執行を食い止めることができなかった。

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