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お祭りで販売されたナチスグッズにユダヤ人団体が嫌悪感を表明

ブリスベン 13日 - クイーンズランド州中部のグラッドストーン港フェスティバルに参加していた出店で、ナチスグッズが販売されていた件に対し、同州のユダヤ人団体が嫌悪感を表明した。

同フェスティバルは、4月9日から16日まで、ブリスベンからグラッドストーンまでのヨットレース“ブルーウォータークラシック”のゴールとなるグラッドストーン港マリーナで行われている。

同出店のオーナーはナチス商品を店頭からなくすように指示を受け、快く承諾した。問題となった商品はナチスのシンボルだったカギ十字とタカの絵がかかれた旗。商品が並べられたのはフェスティバル初日のみだったが、30本の旗が売れたという。

ユダヤ人団体代表のデイビット・パラチ氏は、「ナチスのシンボルは圧制、暴虐の象徴でもあり、我々ユダヤ人が感じる嫌悪感を、多くのオーストラリア人も感じていると思う。こんなものを買う客がいるのは理解しがたい。単なる無知からの行動だろう。」と語った。

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