[シドニー19日]シドニー空港の6名の荷物係が、爆発テロの脅迫があった旅客機に無理矢理搭乗させられていたことがわかった。荷物係達は命令に従わなければ仕事を失う可能性があると考え、従ったという。
乗客102名を乗せたフィジー発Pacific Blue737便に爆発物が仕掛けられているという匿名の電話があったのは木曜の夜。Transport Workers Union (TWU)によれば、爆発の恐れがあるにも関わらず、荷物係達は探知犬による捜索に協力するため機内での荷物の上げ下ろしを命じられたという。乗客らは既に避難しており、特別捜査班が機内で爆発物の捜索をはじめていた。
TWUのリーダーTony SHeldon(トニー・シェルダン)氏は死の危険性もあった作業が荷物係達に命じられ、断れば首になると恐れた彼らはそれに従うしかない状況だったと述べた。「彼らはまるで炭坑に送られる囚人さながらに機内に送られた」とシェルダン氏。
TWUはWarren Truss(ウォーレン・トラス)豪交通相に緊急会議を要請。雇用主であるAerocare(エアロケア)の発言も待たれている。
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