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女性の薬物中毒者、驚異の死亡率は通常の20倍

シドニー30日-National Drug and Alcohol Research Centre(国立薬物アルコール研究センター)が実施した調査によれば、オーストラリアにおけるヘロイン、コカイン、塩酸メタンフェタミンの中毒者の死亡率が驚異的であることが判明した。一般的に、男性は女性よりも死亡率が高いが、最近の分析結果で、女性の薬物中毒者の死亡率がその格差を埋めていることが分かった。男性の中毒者の死亡率は非中毒者の男性死亡率の10倍であるのに対し、女性の中毒者の死亡率は20倍。

NSW州大学のShane Darke(シェーン・ダーク)教授は、「中毒の影響は、男性よりも女性の方がはるかに著しい」とした。また調査では、ヘロインと塩酸メタンフェタミンの使用は、他の薬物以上に悪影響を与えることが判明。

オーストラリア国内でのヘロインによる死亡者数は年間350人以上、コカインとメタンフェタミンによる死亡者数は100人。早期死亡の半数が薬物の過剰摂取が原因。30%が中毒に関連した疾患、10%が自殺、さらに10%がトラウマによる死亡。塩酸メタンフェタミンの使用が世界的に増加しているが、最も危険度の高い薬物は依然としてヘロインであるとダーク教授は語った。

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