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ハワード首相、ハンソン氏の反移民感情に否定的見解

ブリスベン8日-ジョン・ハワード首相は、ワンネイション党の元リーダーで反移民感情を煽るPauline Hanson(ポーリン・ハンソン)氏の政界復帰に関して、彼女が来年の連邦議会選挙で当選するとは思えないと切り捨てた。

オーストラリアはアジアからの移民に圧倒されつつあるという右翼煽動的警告から10年、今の彼女のターゲットは南アフリカ出身の黒人とイスラム教徒。ハンソン氏はエイズの感染拡大を防ぐため、アフリカ人の入国を規制すべきだと主張。また、イスラム教徒達によってオーストラリアの伝統が失われていると怒りをあらわにした。

ハワード首相はサウザンクロス・ブロードキャスティングの取材に対し、「彼女の現在の主張に人々が興味を持っているとは思えない」と発言。熱狂的な多文化主義だとの批判に関して、全ての宗教や人種は平等に扱われるべきだと切り返した。

その他の主流派政治家もハンソン氏の政界復帰には同様に否定的見方を示した。しかし、連邦上院議員のBarnaby Joyce (バーナビ・ジョイス)氏は彼女に必ずしも賛成するわけではないが、自信を持って主張する姿勢を評価し、言っていることには一理あるとの見解を述べた。

ハンソン氏は1996年3月以降計5回出馬しているが、当選したのは最初の選挙のみ。

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