一般

気候変動によって、シドニーは煮えたぎる都市へと変貌する可能性が指摘される

シドニー31日-CSIRO(連邦科学・産業研究機関)が発表した最新の気候変動問題に関する報告書を受けて、Morris Iemma(モリス・イエマ)NSW州首相は、連邦政府に再生可能エネルギー使用への動きを加速するよう要求した。

CSIROの報告書によると、シドニーの平均温度は2030年までに1.6度上昇し、2070年までには4.8度上昇するという。

2040年までには、平均降雨量は40%減少し水分蒸発率は24%上昇すると予測され、2050年までには、65歳以上の暑さが原因による死亡者数が現在の年間平均死亡者数176人から8倍の1312人に急増する見込み。

イエマ首相は、「NSW州政府は2020年までに再生可能エネルギーの使用率を15%にし、2050年までに地球温暖化ガス排出量を60%減少させる目標を立てている。連邦政府がNSW州と同じレベルの目標値を掲げることが出来ないはずは無い」と連邦政府の気候変動問題への積極的な取り組みを訴えた。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら