政治

長期就労ビザ(サブクラス457) 発行数増加

キャンベラ12日ーDepartment of Immigration and Citizenship(移民・市民権省)のAbdul Rizvi(アブダル・リズビー)事務次官は12日、2006年12月31日までの6ヶ月間で長期就労ビザ(サブクラス457)の発行数が前年同期比で17%増加したと発表した。

長期就労ビザ(サブクラス457)は、特定の技術を持った外国人労働者がオーストラリアで長期就労することを許可するビザで、現地労働者が不足している分野での就労が可能となる。このビザの申請が承認されるケースが最も高い職種は看護婦、シェフ、IT専門家など。

2005年から2006年で豪政府が申請人本人に対し長期就労ビザ(サブクラス457)を発行した数は3万9527件と極めて多い。このため、移民局が長期就労ビザの監視を十分に行っておらず、外国人労働者が不適切に扱われたり、低賃金で就労させられたりしているとの批判の声が専門家から上がっている。国会喚問では同ビザに関する調査を実施している。

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