ブリスベン28日-クイーンズランド州水資源委員会は28日発表された月間報告書の中で、州南東部のダム貯水量が4月には許容量の20%をきる見通しを明らかにした。クイーンズランド州南東部のダムに1月に流入した水量は、2004-2005年度の同月と比較して83%も減少し、記録が開始されて以来最低の数値となった。
同委員会は、政府の州全域に及ぶ新しい配水路の建設が遅れた場合、恐ろしい結果が待ち受けていると警告している。新しい配水路はSwanbank(スワンバンク)発電所へリサイクル水を供給するために建設されており、今年8月31日に完成予定。Taron(タロング)発電所へのリサイクル水配水路の建設は2008年の6月30日までに、全ての工事は2008年の12月31日に完了する予定となっている。
Anna Bligh(アナ・ブライ)クイーンズランド州副首相は、主要な配水路建設計画は予定通り進行しており、28日からは西部地域のリサイクル水配水路建設が週6日24時間体制で行われると述べ、「2008年12月に建設工事を完了できるようあらゆる手を尽くすよう努力している」と語った。
【ACT4日】 オーストラリア統計局(ABS)が4日に発表した2025年6月期の国内総生産(GDP)は前期比0.6%増と、市場予想の0.…