国際

コステロ財務長官、「豪ドル高は輸出業に悪影響」と語る

キャンベラ21日-高値が続く豪ドルに対して、Peter Costello(ピーター・コステロ)財務長官は21日、「国内の輸出業者に悪影響を与えており、農産物生産者にとっては、ドル高と干ばつ問題の二重苦となっている」と語った。

豪ドルは、米ドルの不安定要素と、中央銀行が数ヶ月以内に再び金利を引き上げるのではという見通しから、過去10年間で最高値の1米ドル当たり80セントを記録した。

コステロ長官は、「オーストラリアは変動相場制をとっており、為替相場は、貿易の流れ、世界経済と金利など多くの要素が組み合わされて決定されている。現状としては、自由市場の中で貿易を行っていくのが政府の方針だ」と語った。また、今後の金利上昇の見通しに対する市場反応についての質問に対しては、「金利の今後に動きに関してはノーコメント」と述べた。

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