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妊娠に気付いてなかった母親、飛行機の中で出産

シドニー27日ーLAN Airline(ラン航空)の旅客機でオークランドからSantiago(サンティアゴ)へ飛行中、妊娠に気がついていなかったブラジル人女性が突然産気づき、乗り合わせていたオーストラリア人医師に助けられ、機内で無事出産した。

News Limited(ニュース)社が報じるところによれば、赤ちゃんは逆子で、足から先に生まれる体勢になっていたため、事態はさらに困難な状態になったという。しかし、乗客の中にアデレードにあるFlinders Medical Centre(フリンダース・メディカルセンター)のJenny Cook(ジェニー・クック)医師(37歳)がいたのは母子にとって幸いだった。彼女は救急キットと緊急用酸素マスクだけで無事に女の赤ちゃんを取り上げることに成功した。

この奇跡のドラマは4月7日のグッドフライデー、26歳のブラジル人女性Aline(アリーン)さんが飛行中に腰の痛みを訴えた後に起こった。

陣痛が始まり、破水していたにもかかわらず、アリーンさんは妊娠を認めなかった。クック医師の搭乗券には彼女が医師であることが記されており、客室乗務員はクック医師に協力を依頼。クック医師は、赤ちゃんが、帝王切開が必要とされることが多い逆子であることを確認した。

トイレと食事の用意を行うエリアの隣で、ブランケットを敷き、カーテンを閉めて分娩は行われた。乗務員の1人は、ポルトガルト語しか話せないアリーンさんとクック医師の通訳を行った。

足から生まれた赤ちゃんを、クック医師がアリーンさんのお腹の上に乗せた時、見守っていた乗務員から「何をしたらいいでしょうか?」と声をかけられた。クック医師は一言、「写真を撮って!」。赤ちゃんはアリーンさんによってBarbara(バーバラ)と名づけられた。

出産後、サンティアゴ到着までの2時間半、クック医師はファーストクラスにアップグレードされ、感謝と共にビンテージ物のフランス産シャンパンをプレゼント。1ヵ月後の帰りの便では、フランスの香水とパイロットから感謝のキスが贈られた。

アリーンさんはクック医師を"マイ・エンジェル"と呼び、赤ちゃんが元気に育っていることをEメールで報告しているという。

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