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イラク戦争の裏には石油問題が関与-ネルソン国防相

キャンベラ5日-ジョン・ハワード首相が新しい外交政策を発表するのに先掛けて、Brendan Nelson(ブレンダン・ネルソン)国防相は5日、疑問視されているイラク戦争にオーストラリアが関与し続ける理由の1つとして、石油供給の確保があげられることを明らかにした。

ネルソン国防相は、国の将来のために、中東地域でのエネルギー保障と情勢安定化は非常に重要な問題だと述べ、「国防は物理的な安全保障と同様に経済的な安全保障をも保持していく役割を持つ。そして、米国やイギリスの威信を守る支援を行うことも重要だ」と説明した。

同相は、豪軍がイラクに駐軍し続ける最大の理由は、Sunni(スンニ派)とShia(シーア派)勢力間の暴力的対立を防ぐことと、中東地域の情勢を安定化させることだと語り、「エネルギー保障を含むこれらの理由から、オーストラリアが国益を考慮してこれから進む道を選択することが非常に重要となる。中東、そしてイラクを継続的に安定した状態に落ち着かせてから軍隊を撤退させることが必要」と、訴えた。

連邦政府は、オーストラリアが2003年に米国主導で行われたイラク占領軍に参加した際に、イラクが米国とその連合軍に脅威を与える大量破壊兵器を持っていることを、軍隊を派遣する最大の理由として挙げていた。

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