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金利の引上げにより、家賃の値上げが予測

   【キャンベラ7日AAP】7日にオーストラリア準備銀行が金利を0.25%引き上げて6.75%としてことから、数日以内には住宅ローンの金利も引上げられると見られており、これに伴い家賃の値上げが予測されている。

   不動産投資会社ブラクストン・チェイス社によれば、公定歩合の引き上げにより、賃貸住宅の需要が高まることと、家主が住宅ローン返済費用の増加分を家賃に上乗せしてくることが予測されるために、広範囲で賃貸料の値上げが行われるだろうという。価値が30万ドルの不動産を賃貸している場合、増加するローン返済費用を補うために家主は家賃を4.8%引上げる必要があり、これは週当たりの賃貸料が250ドルの場合に、週当たり12ドルの値上げとなる。50万ドルの物権で週当たりの賃貸料が450ドルの場合、週当たりの値上げは25ドルとなり、75万ドルの物権で週当たりの賃貸料が650ドルの場合は、40ドルの値上げとなる。これらの値上げは通常の年間10%の賃貸料値上げにさらに上乗せされることとなる。

  同社のアンドリュー・ドネリーCEOは、「金利引上げは、自宅の住宅ローンを抱える人達には悪いニュースだが、投資家にとっては喜ばしい知らせだ。金利引上げの動きと、賃貸住宅市場での需要の高まり、さらに土地不足によって、住宅不動産市場は投資家によって引き続き魅力的な投資対象となるだろう」と説明した。

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