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オーストラリア人の肥満率、先進国中5番目

   【シドニー14日AAP】経済協力開発機構(OECD)が発表した健康に関する最新の調査報告書によれば、オーストラリアは世界の先進国中で最悪の肥満率を持つ国の1つであり、急増する肥満人口問題を抱えていることが浮き彫りにされた。

   OECDに加盟する30カ国を対象に行われた調査で、オーストラリアは喫煙率、乳がんや心臓発作からの生存率で他諸国より好成績を上げたが、成人の肥満率に関しては米国(32.2%)、メキシコ(30.2%)、イギリス(23%)、ギリシャ(21.9%)に続いて21.7%と5位になっている。また、オーストラリアの肥満人口増加率は米国よりも高く、過去20年間に米国で肥満率が2倍となったのに対し、オーストラリアではほぼ3倍と急増している。最新の統計によれば、 ほぼ4人に1人のオーストラリア人が、肥満度指数(BMI)で30を超すといわれている。

   OECDに統計値を提供したオーストラリア健康・福祉機関(AIHW)は、肥満問題は将来的に糖尿病や心疾患を引き起こす原因となり、国内の健康制度にさらなるストレスを加えることとなると警告している。

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