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クリスマス時期 「暴飲・暴食はダメ」 医師が勧告

【キャンベラ24日AAP】オーストラリア医学協会は、行事が多いこの時期に飲酒の量が増すことが多く、国民に対してクリスマスには適切な量のアルコールを摂取し、フルーツケーキやキャンディーケーンなどの食べすぎに注意をするよう喚起した。

AMAのロザンナ・カポリングア社長は、「毎年、過度のアルコール摂取は心臓疾患、肥満、肝臓疾患、脳へのダメージなど、慢性的な病気の原因となっている」と語る。「体への影響に加えて、過度のアルコール摂取はさまざまな事故の原因にもなる」とカポリングア氏。

また医師は、フルーツケーキ、クランベリーソース、キャンディーケーンやそのほかのクリスマスの食べ物は糖分が高く、大量に摂取すると虫歯を促進すると警告する。ハンター・ニュー・イングランドの口腔衛生医師のラ二ー・コア氏は、クリスマス時期は糖分を大量に摂取するだけでなく、摂取する頻度が増すと語る。「摂取頻度が増すことで、唾液の適切な働きを妨げ、口内のPHレベルを一定に維持することが出来なくなる。つまり、糖分の摂取頻度が増すことは摂取量の増加と同様に口内に悪影響を与える」とコア氏。同氏は、糖分の摂取量に十分気をつけ、就寝前にフッ素入り歯磨き粉で歯磨きをするように促した。

世界保健機関(WHO)が発表した最近のデータによると、オーストラリア人は毎年63キロの糖分を摂取しており、これは1週間に1キロ以上の計算になる。

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