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危機に面する精神病医療問題、大幅な改革が必要

 【シドニー30日AAP】世界保健機関(WHO)が30日発表した新しい調査報告書によれば、オーストラリア国内の精神病患者の健康改善と許容範囲を超えた病院への負担を減少させるために、患者全員に宿泊施設を与えられるよう健康関連予算を大幅に改める必要があるという。

 同報告書によれば、精神保健関連予算を30%増加した場合、現在より60%多くの患者を治療することが可能となり、病気の回復率は90%にも高まるという。予算の増加分は、現在の最大の問題となっている入院の必要のない精神病患者が宿泊できる監視人付きの住居施設の不足を改善するために使用されるべきとされている。現在、このような宿泊施設を必要とする国内の精神病患者数は4万人にのぼるという。

 国内のホームレスのうち5人に1人は統合失調症を患っているといわれ、刑務所内での精神病患者の割合や病院の精神病科の患者数は急激に増加傾向にある。同調査を率いたガビン・アンドリューズ教授は、「どこにも行き場のない慢性精神病患者で病院のベッドがいっぱいになっているために、緊急に入院が必要な精神病患者が必要とされる治療を受けることができないことが現在の国内の精神病医療危機の最大の原因だ」と語った。

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