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東ティモールで大統領暗殺未遂事件 豪政府、全面支援

 【キャンベラ11日AAP】11日、東ティモールのジョゼ・ラモス・ホルタ大統領とシャナナ・グスマン首相に対する暗殺未遂事件が発生した。これを受け、ケビン・ラッド豪首相は今週、東ティモールを訪問し、オーストラリアの軍事的存在を強化する予定。

 銃弾2発を受けたラモス・ホルタ大統領は11日夜、ディリの豪軍の病院で緊急治療を受けた後、さらなる治療のためにダーウィンに搬送された。

 自宅と車を襲撃されたグスマン首相は、無傷で助かった。

 ラッド首相は今回の事件について、大きな衝撃を受けており、非常に遺憾に思うと述べた。「豪政府は、民主主義の危機を迎えている東ティモールを全面的に支援する」とラッド首相。

 現在、国連の国際和平安定化部隊の一環として、780名の豪軍人が東ティモールに駐留している。今回の危機的状況を受け、豪政府は現地の安全強化と情勢の安定化を目指し、さらなる軍隊と豪連邦警察70名の派遣を予定している。

 反政府組織のリーダー、アルフレド・レイナード氏は、ラモス・ホルタ大統領宅を襲撃した際、守衛の反撃に遭い、死亡した。

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