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体外受精で生まれたレズビアンカップルの子供にも平等の権利を

 【シドニー22日AAP】ジョン・ハチスタゴスNSW州司法長官は22日、体外受精で生まれたレズビアンカップルの子供にも異性愛者のカップルの間に生まれた子供と平等の権利を認める法改正案を承認した。

 現在、NSW州のレズビアンカップルのうち約20%に子供がいると考えられている。

 この法改正は体外受精、あるいは人工授精によって生まれた子供に適用される。また、この法律の適用条件として、レズビアンのカップルは妊娠時に2人の関係が成立していなければならない。

 ハチスタゴスNSW州司法長官は「現行の法律では、実母のパートナーとして法律上認められていない人の子供は不利な状況に置かれている。たとえば、相続権や死亡・けがによる補償などが受けられないなどがある」と述べた。

 同長官は、NSW州政府は今回の法改正に加えて、同州の同性愛者カップルに対する差別を廃止するために、約50の州法を改正していく方針を示した。

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