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豪軍隊、イラクからの撤退始まる

 【キャンベラ1日AAP】イラクに派遣されていた豪兵士約500人と豪軍訓練チームが1日午後、ブリスベンに到着した。これはイラクでの豪軍隊による戦闘任務の終了が近づいていることを示しており、ケビン・ラッド首相が選挙時に掲げた今年中の豪軍隊撤退の公約が実現に向かっているといえる。

 帰国した豪兵士はバクダッドから南方へ300キロ離れたタリル空軍基地に駐留し、イラク軍に対し安全訓練に関する指導、復興・救援活動を行っていた。

 米国が5年前にイラク戦争を開始した当初、オーストラリアはイラク戦争への参戦にいち早く名乗りを上げた国の1つだった。それ以来、豪軍隊の撤退は豪米の関係に影響を与えるとされていた。

 デス・ブラウン英国国防相は先週キャンベラで開かれたナショナル・プレス・クラブで、「豪軍が任務に当たっていた地域ではイラクの自衛力が高まっている。豪兵士はイラク復興のために多大な貢献をした」と語った。

 2003年5月にイラク戦争が開始して以来、戦闘で死亡した豪兵士はいないが、少なくとも米兵士4086人が死亡した。

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