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「性犯罪被害者に謝罪した」 シドニー大司教

 【シドニー16日AAP】シドニー大司教であるジョージ・ペル枢機卿は、カトリック神父による性的犯罪の被害者に対し1998年に謝罪したとコメントした。

 メルボルンの神父だったケビン・オドネルは、当時小学生だった姉妹、エマ・フォスターさんとキャサリンさんにわいせつな行為を行い逮捕され、約10年前に刑務所で死亡した。

 ABC局の報道によると、被害者のエマさんは今年初めに自殺を図り26歳の若さで死亡。また、キャサリンさんは1999年、ひどく酔っていたところ飲酒運転の車に跳ねられ身体障害者となってしまった。

 豪カトリック教会のリーダーであるペル枢機卿は、フォスター姉妹の出来事を「若い女性に起こり得ることの中で最もひどい」と表現し、エマさんに対して1998年に謝罪を行ったと述べた。

 「フォスター姉妹の両親にも会い、経済的援助やカウンセリングなどの手続きも行いました。エマさんは10年間カウンセリングに通いましたが、その費用はすべて私たちが提供しました」とペル枢機卿は話した。

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