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政府、人工乳房購入に400ドルの補助金を支給

 【キャンベラ9日AAP】政府は、乳がんなどで乳房摘出手術を受けた女性の人工乳房購入費用に対し、400ドルの補助金を支給する。

 政府はこの補助金支給に3100万ドルの予算を投入。7月1日以降に外部から装着するタイプの人工乳房を新規購入または買い換えた人は今月9日より補助金支給の申請を行うことができ、12月1日からメディケアを通じて補助金が支給される。

 ニコラ・ロクソン保健相は、オーストラリアでは毎年1万2000人が乳がんと診断されていると述べた上で、「人工乳房は、乳がんの手術で乳房を摘出した人々の元の身体イメージや自尊心を回復させる一助となる」と話した。

 また政府は、乳がんに関する活動を行っているマクグラス財団に対し、乳がん専門の看護師の求人、訓練、雇用のための費用として1200万ドルを支給した。乳がん専門の看護師は患者やその家族に対し、情報提供や支援、看護の調整などを行う。

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