政治

最長在任歴のメルボルン市長が辞任を表明

 【メルボルン1日AAP】史上最も長い在任歴を持つジョン・ソー・メルボルン市長(61)が今期限りで辞任することを発表した。

 7年間市長を務めたソー氏は、涙で声をつまらせながら次のように語った。「私は人生のほぼ4分の1を公職に費やした。その見返りに、人生において最もやりがいのある経験をすることができた。110%の状態で一生仕事はできないが、市長という職にはそれが求められる。辞任に関して正しい決断をしたと思っている。後任者にバトンを渡す時が来た」。

 ソー氏は、1964年に香港から移民。その後、フィッツロイ高校で8年間物理を教えた。教壇を去った後は1976年にメルボルン市内に中華料理店をオープン。ドラゴン・ボート・レストラン・チェーンの事業を成功へと導いた。1991年、メルボルン市議会議員に選ばれた。

 ソー市長の辞任により、11月29日の市長選挙に向け選挙戦の火花が散ることが予想されており、労働党からはウィル・フォールズ氏、緑の党からはアダム・バンド氏、そしてメルボルン市議会のキャサリン・ヌン議員がそれぞれ立候補宣言を行っている。

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