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豪華客船、海賊から逃れる ソマリア沖で

 【キャンベラ2日AAP・AFP】11月30日、海賊被害が相次いでいるソマリア沖で乗客684人が乗った豪華客船「ノーティカ号」が2隻のボートに乗った海賊に狙われた。

 ノーティカ号が襲われたのは、アフリカ大陸のソマリアとアラビア半島のイエメンの間、海賊が出没する危険海域アデン湾。海賊から8発銃撃されたが幸い船には当たらず、オーストラリア人50人を含め、乗客は全員無事だった。

 現在、NATO軍隊のリーダー国であるデンマークの海軍スポークスマン、ジャスパー・リンジ氏はAFPに対し、「デンマーク海軍は海賊行為から客船を守るために軍事作戦を実行した」とし、その結果、海賊たちが客船に乗り込むことを防ぐことができたと述べた。

 ソマリア沖海洋は無法地帯化しており、海賊の被害が拡大している。2週間前にも石油を満載したサウジアラビアの超大型タンカーがハイジャックされた。そんな中、日本船主協会は1日、ソマリアの海洋を迂回することになると費用がかさむため、日本の産業船の航海ルートは変更しないとした。

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