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虐待から児童を救え 対策の必要性高まる

 【キャンベラ4日AAP】NSW州の精神科医、オラフ・ニールセン氏は過去14年間にわたり発生した児童殺人事件165件を調査した。そのうちの児童5人がメタドンを与えられた後に死亡しており、ニールセン氏はこのような死を予防するため、保護者に対しメタドンのより厳重な管理を促した。

 また、165件の死亡原因のほとんどが若い父親や義父からの身体的虐待であることが判明した。そのほかの原因には重度の精神障害、恋愛関係のもつれによる怒りなどがあった。

 ニールセン氏は、子供への身体的な罰の禁止を含む、児童虐待の減少などの対策を講じることで児童の命を救うことができるとした。同氏は精神障害への早期治療も対策のひとつとした。

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