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自転車の世界チャンプが死亡 自宅で発見

 【シドニー8日AAP】7日、自転車競技の世界チャンピオンであり、コモンウェルス・ゲームズの金メダリストでもあるジョビー・ダイカ選手(27)が、SA州アデレードにある自宅で死亡しているのが発見された。警察は、他殺ではないとみていると発表した。

 ダイカ選手は2004年のアテネ五輪のメンバーに選ばれていたものの、ドーピングに関して嘘をついていたとして、五輪開催の1週間前に出場メンバーからはずされた。2005年にはオーストラリア陸上競技のヘッドコーチであるマーティン・バラス氏を襲撃したとして有罪判決を受け、3年間の競技出場禁止(禁止期間は2006年末に早められる)となった。

 また同選手は、アルコールに関連する問題を抱えていることや、うつ病に悩まされていることなどを公表していた。

 サイクリング・オーストラリアのマイク・ビクター理事はAAPに対し、チームメートらに哀悼の意を表明し、「自転車競技界にとっては打撃である。ダイカ選手は(五輪出場取り消しの)失望感から立ち直ることができず、また他の問題も抱えていた」と述べた。

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