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豪への亡命希望者が急増

 【キャンベラ23日AAP】22日、 オーストラリアへ亡命を希望するスリランカ人32人を乗せた船がWA州沖で発見された。最近、オーストラリアへの亡命希望者が船で不法に入国するケースが急増しており、今年に入って既に7件目となった。

 これに関して連邦野党のアンドリュー・ロブ議員は、連邦政府はオーストラリアの海岸線の警備費用を削減し、なおかつ、連邦政府の不法入国者に対する対応が「甘い」という認識が広まっているために不法入国者数が急増したとして、与党を非難した。

 グレッグ・コンベット気候変動担当政務次官は、アフガニスタンやパキスタン、スリランカ、ソマリアなどの国々での紛争により、世界中の先進諸国では不法に入国する亡命希望者の数が増加していると述べた。また同政務次官によると、イタリアでは2008年以降、亡命希望者数は122%も増加したという。オーストラリアでは昨年は19%の増加だった。

 コンベット政務次官は、連邦政府はこの問題を放置しているという野党の訴えを否定。「費用に関しては、もちろん、連邦政府はいわゆる平和的解決に3億ドルを費やした。国境警備以上のことに費用をかけている」と述べた。

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