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福祉手当 なんと一日4億3千万ドル!

【キャンベラ19日AAP】  オーストラリア健康福祉研究所(AIHW)が発表した報告書によると、連邦政府が2015/16年度に拠出した福祉手当の総額が1570億ドルに上り、一日当たり約4億3000万ドルとなることが明らかになった。2006/07年度の総額1170億ドルからも増加している。

 

拠出の内訳は、現金支出の3分の2以上となる1050億ドルが、失業者を含まない特定の人たちに拠出された一方、6.3%となる100億ドルが失業者の手当として拠出された。また、27%となる420億ドルが福祉サービスに割り当てられている。

 

連邦のセセルジャ社会サービス副大臣は、住宅、教育、雇用などを含む幅広い観点から調査が行われたことを踏まえた上で、福祉への依存は大きな社会問題であるとの認識を示し、「お金をただ分配するのではなく、本当に必要な人のために使い、生活の向上につながるようにするのが政府の仕事だ」と述べた。

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