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安楽死を推進する豪人医師、英国ヒースロー空港で拘束される

【シドニー2日AAP】   イギリスのヒースロー空港で、オーストラリア人のフィリップ・ニチキ医師が拘束されている。

ニチキ医師は安楽死を推進していることで知られており、来週イギリス各地で自発的安楽死に関する集会や研修会の開催を予定している。ニチキ医師は安楽死グループ「エグジット・インターナショナル」の創設者。

現在、ニチキ医師とフィオーナ夫人は、税関職員の取調べを受ける前に、法的助言を待っている状況だという。ニチキ医師は、空港の公衆電話から「恐らく、彼らの決定に基づいて、私たちは送還されるか、あるいは入国を許可されるかのどちらかになる」と語っている。

ブリスベンでニチキ医師を弁護してるテリー・オゴーマン弁護士は、この件についてイギリス当局と連絡を取っている。「イギリス当局は、ニチキ医師がイギリス国内で犯罪行為を行うつもりなのかどうか、取調べを行いたいようだ」とオゴーマン弁護士。

フィオーナ夫人によれば、ニチキ医師と夫人の荷物の捜査が行われ、電話やパスポートは没収されたという。

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