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スキミングによるクレジットカード詐欺の被害が増加

【キャンベラ15日AAP】   オーストラリア人がクレジットカード詐欺に遭う件数が増加している。クレジットカード詐欺の被害は08年12月31日までの12カ月間に3%増加しており、中でもスキミングと呼ばれる手口による被害が増えている。

オーストラリア支払決済協会のクリス・ハミルトン会長は声明の中で「他国と比較すると、オーストラリアでのカード詐欺はまだ少ない。デビットカード詐欺の被害金額は1000ドルあたり32セント。クレジットカード詐欺は、イギリスと比較すると約3分の1で、被害金額は1000ドルあたり1ドル12セント」と述べている。

今後3年間で最新技術が取り入れられれば、カード利用者をスキミングの被害から保護できるようになるとみられている。全ての利用者がチップ搭載のクレジットカードを利用したり、ATM(現金自動預入支払機)の機能を向上させるなどの対策が取られることになる見込み。

ハミルトン会長は「オーストラリアの金融機関が継続的に詐欺を取り締まるなど、産業全体で取り組まなければならない」と続けている。

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