政治

連邦政府、「たばこ税引き上げ案」に賛同しつつも慎重な姿勢

【キャンベラ17日AAP】   ニコラ・ロクソン保健相は、たばこ1箱につき約1ドル値上げを目指す野党の税率引き上げ案に賛同しつつも慎重な姿勢を見せた。

「税制対策が健康面に良い影響を与えるという考えに賛同する。それはたばこ税にも適用できる。オーストラリアは従来その点に関して成功してきた」とロクソン氏。

連邦政府はアルコポップ税の引き上げを目指し、一方野党はたばこ税の引き上げを目標に掲げており、与野党はアルコポップとたばこの税引き上げに折り合いをつけようとしている。

ロクソン氏は「ターンブル氏がアルコポップ税の引き上げに賛成し、方針を変更するなら、我々もたばこ税の引き上げについて議論を行う。しかし、それまでは真剣に検討することはない」とした。

野党の禁煙計画では、たばこ1箱の価格が12.5%引き上げられ、13.85ドルから14.85ドルになる。グリーン党はこの動きを支持する姿勢を見せた。ターンブル氏は「我々はアルコポップ税の引き上げ案について提示されたものを通して再検討する予定」とした。

アルコポップ税の引き上げに対する野党の見方が変わってきたことで、急浮上した解散総選挙の可能性が消えるかもしれない。

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