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熱狂的ギャンブラー、43分間で2百万ドルを失う

【メルボルン19日AAP】   熱狂的ギャンブラーの男性が、ギャンブルで大損したのはカジノ側に責任があるとして訴えている。

ゴールド・コーストの不動産開発業者であるハリー・カカバス氏は、メルボルンのクラウン・カジノは、自分が病的賭博者であり、他のカジノから出入り禁止令を受けていることを知っておきながらギャンブルをすることを容認したために大損をしたとして、カジノ側に対し損失した2050万ドルを返還するよう訴えている。

裁判では、2006年8月、クラウン・カジノのジョン・ウィリアム社長がしばらくギャンブルを止めた方がいいと強く訴えたのにもかかわらずカカバス氏は「大丈夫」と答え、そのままギャンブルを続けた結果、43分間で200万ドルを失ったことや、カカバス氏が16カ月間で15億ドル以上をギャンブルに費やしたことなどが明らかにされた。

クラウン・カジノ側のニール・ヤングQC(王室顧問弁護士)は、カカバス氏が同カジノから出入り禁止を言い渡されたのは、1時間弱で200万ドルを損失した後であると述べた上で、カカバス氏は禁止令を受けた後でも、ギャンブルはせずとも幾度となく同カジノに来ていたとした。また、カジノ側に再度ギャンブルをさせてもらえるよう何度か要請したが却下されたとも述べた。

この裁判は現在も続行中。

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