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シドニー中心部で環境活動家がデモ行進

【シドニー13日AAP】   総勢2000人の環境活動家が13日、シドニー中心部に集まり、自然エネルギーを使って雇用を生み出すなどして気候変動問題に取り組むよう政府に求めた。

参加者らはシドニー・ハーバーからフィリップ・ストリートのラッド首相の事務所まで行進し、政府の炭素排出量取引計画に抗議し、短時間の座り込みも行った。抗議参加者の中には子供や年配者の姿も見られ、赤い服に身を包み、旗を掲げて抗議の声を上げて行進した。

グリーン党のリー・ライアノン議員は、政府の計画では化石燃料への依存を減らすことはできないとし、「世界は非常態勢にあり、早急な行動によって気候変動の進行を阻止する必要がある。小さな前進が求めらているのではないことをラッド首相は認識すべき。私たちには、排出ゼロへの大きな飛躍が必要だ。政府の炭素汚染削減計画はペテンで、これでは排出ゼロを達成できないことは私たちには分かっている」と述べた。ライアノン議員によれば、エネルギー分野の雇用が失われるという懸念には全く根拠がなく、再生可能エネルギーを採用することによって、メンテナンスやサービス、研究、開発などで数千人の雇用を生み出すことが可能だという。

ラッド首相のシドニー事務所の外では、抗議参加者が政府に向けてメッセージを書くための赤い布が敷かれた。

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