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警備会社に麻薬取引の組織犯罪が浸透

【シドニー5日AAP】暴走族ギャングや組織犯罪グループが、エクスタシーやアンフェタミンなどの違法ドラッグの流通のために、全国のホテルやナイトクラブを警備している民間警備会社に潜入していることが明らかになった。

国家犯罪委員会(ACC)の特別諜報部が2年間にわたって捜査した結果、メルボルン、シドニー、パース、ゴールドコーストなどの娯楽施設を警備する民間警備会社の間で、組織犯罪が行われていることが確認されたという。ACCの市場・セクター部門長は「娯楽産業はドラッグ流通ネットワークにおいて重要な市場である。国内の大多数の民間警備会社は、州法・連邦法に従う合法的な企業であるものの、警備産業には組織的犯罪が広範囲に浸透している。脱税、福祉詐欺、職場規則・ビザ・就労法への違反、強要、脅迫などの数々な犯罪が確認された」と述べた。

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