生活

大人よ、子供に飲酒させるな

【メルボルン7日AAP】   救世軍の調査の結果、豪人の5人中4人が児童や18歳までのティーンエイジャーに時々アルコールを与えても害はないと考えていることが明らかとなり、救世軍はこのような考えは将来的にアルコール依存症を誘発する原因となるとした。

現在、早期の飲酒とその後のアルコール依存症との関連性についての研究が進み、また国家ガイドラインによって15歳未満の子供にはアルコールを一切禁止し、15歳~17歳までの子供には可能な限り飲酒を避けることが推奨される中、人々のこような考え方はその流れに逆行していると言える。

「保護者は子供がアルコールを摂取しないように出来る限りの努力をすべきである。仲間からのプレッシャーがあることは分かるが、保護者が子供と強い信頼関係を築けていることを望みたい。保護者には飲酒に関して明確な態度を示していただきたい」とメジャー・ブラッド・ハルス氏。

ボストン大学の研究によると、14歳までに飲酒を始めた人は21歳以降に飲酒を始めた人よりも、後にアルコール依存症を発症する可能性が高いという。しかし、メジャー・ハルス氏は早期の飲酒だけがアルコール依存症の要因ではないとし、家庭内暴力や虐待などの「社会的問題」がその要因となることも多いとした。

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