【シドニー7日AAP】 シドニー中心地のロックス地区で、そのユニークな外観から長年にわたり親しまれ、すでに解体されることが決まっている公営団地「シリウス・ビルディング」から、最後の住人となる91歳の女性が7日、退去した。
荒々しくシンプルな外観から、ブルータリスト建築として知られてきたシリウス・ビルディングは、過去30年間にわたり公営住宅として使用されてきた。コミュニティグループによる解体を反対する運動が行われてきたが、デベロッパーにより民間の集合住宅が建設されることが決まっている。
最後の住人となったマイラ・デメトリューさんには、コミュニティサービス省が用意する新居に転居するが、ビルの売却を決めたNSW州政府を「欲深い」と批判した。一方、NSW州のゴワード公営住宅相は、シリウスビルが現在売りに出されており、買収に関心のある企業を探していることを認めた。
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