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ソマリアで豪人ジャーナリスト開放

【モガディシュ26日AP/AAP】   ソマリアで昨年8月に誘拐され、人質となっていたオーストラリア人とカナダ人ジャーナリストの2人が、25日に解放された。2人はソマリアを出国し、ケニアに向かっている。

オーストラリア人写真家のナイジェル・ブレナン氏(37)と、カナダ人ジャーナリストのアマンダ・リンダウト氏は、08年8月、取材のためソマリアの首都モガディシュからアフグーエ難民キャンプに移動していた途中で誘拐され、15カ月間にわたって身柄を拘束されていた。同行していたソマリア人運転手と警備員は今年1月に解放されている。

リンダウト氏とブレナン氏の家族は、身代金として100万米ドル(109万豪ドル)を誘拐犯に支払ったと報じられている。拘束中、2人は身体的・精神的な拷問を受け、かなり厳しい状況下に置かれていたという。

ブレナン氏の義妹は「彼は安全な場所へ移動した後で、健康診断を受ける予定。安全と健康が確認され次第、帰国することになるだろう」と語った。ソマリアでは戦争や貧困によって国が荒廃し、ジャーナリストや人道援助団体職員が誘拐される事件が多発している。

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