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シドニー北西部で電車事故 16人負傷 

【シドニー22日AAP】   シドニー北西部でスピードが出ていたとされる電車が緩衝装置に衝突し、多数が病院に搬送された。衝撃によって複数の車両が持ち上げられ、間の仕切りが押しつぶされた。

事故は22日午前10時前、リッチモンド駅で発生した。運転手を含む16人が現場で手当てを受け、15人が病院に搬送された。21歳の男性は足を骨折した疑いがある。残りの乗客らも首や背中の痛み、切り傷などを負った。

事故当時に駅のプラットフォームにいたブレット・ソウンダーズさんは、「最高速度で衝突したように見えた。皆、スパイダーマンのように飛んでいた」とフェイスブックにコメントした。

シドニー・トレインのハワード・コリンズ氏は、事故原因の推測には時期尚早としたうえで、「緩衝装置が正しく働いて、電車は脱線しなかったと考えられる」と述べた。

NSW州のベレジクリアン首相は、今後同様な事故が繰り返されないよう原因を突き止めるとシドニー市民に約束した。交通安全調査局および全国鉄道安全規制局、NSW州職場安全委員会による調査が直ちに行われる。

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