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フン・セン首相 豪でのデモにくぎ刺す

【キャンベラ22日AAP】  カンボジアのフン・セン首相は、来月シドニーで開催されるオーストラリア・東南アジア諸国連合サミットへの自身の出席は、ターンブル政権にとって名誉なこととの考えを示し、フン・セン政権への反対デモで同首相の人形などを燃やす人物がいれば、「家まで追いかけて打ちのめす」と発言したことが分かった。

 

フン・セン首相は来月半ば、シドニーを訪問する予定だが、オーストラリアに居住するカンボジア人数百人が、強権的なフン・セン政権に反対するデモを行うとみられている。カンボジアでは昨年、最高裁が最大野党国民党の解散を命じ、党首らの活動禁止を命じるなど強権的な姿勢に、国内外からの批判が高まっている。

 

また、カンボジアではオーストラリア人の映画監督、ジェームス・リケツォン氏が昨年6月、ドローンを飛ばし政治デモの取材活動を行ったことから、スパイ容疑をかけられ身柄を拘束されている。有罪判決の場合、10年間の禁固刑となる。カンボジアから亡命したレインジー元野党党首は、リケツォン氏の拘束は、フン・セン政権に対して批判的な外国人ジャーナリストをけん制する意味合いがあるとの見方を示している。

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