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NSW州政府、がん5カ年計画を発表

【シドニー14日AAP】   ケネーリーNSW州政府は、同州では男性の2人に1人が、また女性の3人に1人ががんと診断されることが統計から明らかになったと発表し、「私たちが直接的、あるいは誰かを通じて間接的にがんの影響を受けることは明白である」と語った。この統計を受け、州政府は14日、がんの発生率を減少させ、がん患者やその家族へのサービスを改善するための5カ年計画(第3版)を発表した。

NSW州がん委員会によると、がんは主に高齢者が発症する病気ではあるが、毎年同州では15歳以下の子供300人ががんと診断されているという。児童期のがんの発生率は1972年以降徐々に増加しているが、生存率は改善している。サルトル大臣は「1960年代以前は児童期のがんの致死率は高かったが、現代ではあらゆるタイプのがんの生存率が約70%に達している」と語っている。生存率が改善された要因として、早期発見、治療の効果的モデル、専門家の技術の向上、がん研究の進歩、データや情報の改良などが挙げられる。

がん5カ年計画についての詳しい情報はwww.cancerplan.cancerinstitute.org.auまで。

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