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フレーザー島事故調査 最終審問へ

【ブリスベン22日AAP】   昨年、QLD州フレーザー島で別々に発生した2件の交通事故で邦人を含む3人が死亡した件について、事故調査の最終審問会が開かれている。

昨年4月1日、フレーザー島東部海岸で、トヨタ・ランドクルーザーが横転し、乗っていたイタリア人男性(26)とイギリス人男性(22)が死亡。また同年12月13日には、邦人8人を乗せたレンタカーが横転事故を起こし、乗っていた酒井健資さん(25)が死亡した。酒井さんの事故発生地点は、先の2人が死亡した事故現場と同じ海岸でわずか10キロしか離れていなかった。

事故調査の審問会では、死亡事故につながった原因として、事故当時の速度や車両のタイプ、レンタカー会社の安全対策などが調査対象とされた。また21日には、運輸省は、最初の事故から3年前に提出された最高速度を下げる案を無視していたことが明らかにされた。事故の検視官は23日、審問会に対し報告書を提出する見込み。

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