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肺ガン ほとんどの場合が「手遅れ」

【シドニー26日AAP】   オーストラリア・ガン協議会(Cancer Council Australia)の調査によると、オーストラリア人の多くが、大腸ガンや肺ガンと診断された時点で、すでに進行期の段階であることがわかった。

 

調査結果によると、2011年に肺ガンだと診断されたケースで、早期段階(ステージ1と2)の肺ガンと診断されたのは、全体の18パーセントにしか達していない。また、肺ガンと診断された患者の5人に2人が、初期診断の段階ですでに他にも転移しているという。

 

早期段階の大腸ガンと診断された患者は、全体の46パーセントだった。

 

また、アボリジニとトレス海峡諸島民の人々は、先住民ではないオーストラリア人に比べ、進行性のガンだと診断された割合が高かったことが明らかになっている。

 

国内では男女ともに肺ガンが一番死亡率の高い病気となっており、早期発見に向けて尽力することが不可欠だと、ガン協議会は訴えた。

 

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