政治

労働党、精神衛生対策を選挙公約に

【ブリスベン27日AAP】   ギラード首相は27日、ブリスベンで、労働党が選挙に当選すれば、2億7700万ドルを投入し自殺防止などの精神衛生問題対策の強化を行うことを発表した。選挙キャンペーンが始まってから、最初の大型選挙公約を打ち出した。

首相によると、労働党は、医療などこの分野における第一線サービスの強化、自殺の直接防止など4分野の強化を目指すとしている。この計画の下では、毎年さらに1万2500人の自殺希望者に対してカウンセリング・サービスを提供することができるようになる。さらには、「ライフライン・オーストラリア」など、自殺防止のホットラインサービスなどを充実させ、自殺名所と呼ばれるシドニーの「ザ・ギャップ」といった場所の安全性を向上させるとした。

首相は、労働党が与党となって以降、保健関連に力を入れてきた功績を誇りに思っているとした。また、野党党首のアボット氏は保健相としての経験が一番長い政治家の1人であるにもかかわらず、その業績は本当にわずかであり、システム改善には全く貢献していないとした。

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