国際

中国で拘束の日本人3人解放

【北京30日AAP】   中国国営の新華社通信によると、同国河北省で軍事管理区域に侵入したとして、準大手ゼネコン「フジタ」の日本人社員4人が国家安全機関の取り調べを受けている事件で、3人が解放されたが、1人は現在も聴取を受けているという。

この4人は、1930年代の日本の中国侵略時に放置された化学武器の廃棄処分を行なうため河北省石家荘市を訪れていた際に拘束されたもの。解放された3人は中国の法律に違反したことを認めたとされている。また日本の外務省は「3人が解放されたという知らせを受けたが、それ以上の詳細については分からない」とした。

3週間以上前、沖縄の尖閣諸島(中国名・釣魚島)の周辺海域で、海上保安庁の巡視船に中国漁船が衝突するという事故が発生して以来、日本と中国の外交関係は緊迫したものになっており、中国は日本への輸出の一部制限を行なっているとも伝えられている。

今回、日本人社員4人が拘束された件に関して、日中両国とも、中国船の日本巡視船衝突の事故には関係ないとしている。

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