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ロチェスターで史上最悪の洪水か

【メルボルン15日AAP】   VIC州でロチェスター、ドナルド、サーペンタインの3つの地域で避難警告が出され、州北部のロチェスターの住民は史上最悪の洪水に備えている。

州緊急救援局(SES)は、ロチェスターでは1956年の大洪水のレベルを超え、町の3分の2が浸水する可能性があることを懸念している。また町の北および南に向かう道路が通行止めになり、住民が孤立する恐れもあるという。

州北西部のドナルドとその周辺地区、また道路の多くが浸水し、住民の孤立が懸念されるサーペンタインでも避難警告が出されている。

サーペンタインの住民ハットンさんは、町に留まる予定という。ハットンさんは、「早朝に警告が出たが、私達は留まることにした。この家は道路から約15インチ以上の高さがあり、必要であれば裏庭にさらに高い小屋がある。実際洪水は、郊外だけでまだ町には来ていない。警告が出ても住民は留まることを選ぶことができる」とAAPに語った。ハットンさんの家には隣人を含む6人が在留し、家の周りには砂袋を置いたという。「少し怖いが、待つ間が最も怖い。最悪の状況にならないことを願っている」と語った。

VIC全州では、29の地域に渡り1000戸が被害を受けている。州緊急救援局(SES)のオコナー広報担当によると、11日に洪水が始まってから50人が救助され、うち30人は水の中を車で走行しようとしたものだという。また同期間中、SESは4700件の電話による救助要請を受けた。14日深夜以降では220件の要請を受けたが、まだ水位がピークに達していない河川もあり、さらに件数が増えることを予想している。

洪水警告は、ロッドン、アボカ、カンパスプ、グレネルグ、リー、ウィマー川などで出されており、VIC州中央部カリスブルックで約200世帯が浸水したほか、州北中央チャールトンで400戸以上が浸水し、町の大部分が避難している。

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