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アサンジ、豪首相に援護を求める

【シドニー1日AAP】   内部告発サイト「ウィキリークス」の創始者でありオーストラリア人のジュリアン・アサンジ氏は、オーストラリアに帰国した際に米政府に身柄の引渡しをしないようギラード首相に訴えるコメントを発表した。

アサンジ氏は、スウェーデンで強姦罪を犯したとしてロンドンで身柄を拘束された。同氏をスウェーデンへ強制送還するかどうかを決める裁判は、来週ロンドンで始まる。同氏の支援者らは、同氏の逮捕は、ウィキリークスの活動を弱める目的で行われたものであり不当だとしている。

アサンジ氏はテレビのインタビューで、「ウィキリークスはオーストラリアで登録されているが、自国のサイトが不当な扱いを受けていることに関してギラード首相は容認すべきではない」とした。また、早くオーストラリアに帰国したいが米政府に身柄を引き渡される可能性があるとして帰国できないでいると話した。

アサンジ氏は、各国政府の機密文書をウェブ上で公開するというウィキリークスについて「情報元を援護する機関」と表現している。しかし米政府は現在、ウィリークスのこういった活動を法的に訴えることはできないか検討しているという。

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