政治

ギャンブル改革は反オーストラリア的?

【シドニー11日AAP】   連邦政府のギャンブルの改革法案に反対するギャンブル業界が11日、2000万ドルをかけた大規模な広告キャンペーンを開始した。

この連邦政府の法案は、各人がギャンブルをして遊ぶ際、ギャンブルの制限額を設定したカードを携帯することを義務付けるというもの。これに対し、クラブオーストラリアは「反オーストラリア的」だとして反対している。また、この改革がパブやクラブに打撃を与えるとも主張している。

一方、ギャンブル反対派のセノフォン上院議員らは、ギャンブル業界の主張は真実に基づいておらず、任意で制限額が設定されるという法案が実施されても業界に影響を与えることはほとんどないとして反論している。

オーストラリアのギャンブル人口は、毎週60万人。そのうち、10万人が中毒などの大きな問題を抱え、20万人はその予備軍であるという。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら