【ACT20日】 アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザー氏の逮捕は、オーストラリアの共和制に関する国民投票にはつながらないと、アンソニー・アルバニージー首相は述べた。
英国警察は、機密情報を失脚した金融業者ジェフリー・エプスタインに共有した疑いで、王室のサンドリンガム邸で元王族を逮捕した。同氏は約10時間後に釈放され、テムズバレー警察は、公務上の不正行為の可能性について引き続き捜査中だと発表した。
首相は20日、マウントバッテン=ウィンザー氏に対する疑惑は「間違いなく」裁判に持ち込まれるだろうと語った。「これは非常に深刻な疑惑であり、間違いなく法的手続きの対象となるため、私が言えることには限りがある」と首相はガーディアン紙に対して述べた。
先のボイス国民投票の否決に触れ、首相は自らの政権が共和制に関する投票を実施する予定はないとも述べた。「私は共和主義者だが、前回の任期中に国民投票を実施した。オーストラリアで国民投票を成立させるのは難しい」と首相は語った。「チャールズ国王とカミラ王妃には敬意を抱いている。国王とは良好な関係を築いており、彼はオーストラリアをとても愛しているし、訪問も非常に前向きなものだった。しかし最終的には、オーストラリア人の国家元首が置かれるべきだと私は考えている」
首相の発言は、主要政党の他の上級議員の見解とも一致している。朝のテレビ番組に出演したマーク・バトラー保健相は、かつて著名な王族だった同氏が「ノーフォーク在住の60代のただの一人の男」にまで落ちたと語った。
逮捕は、同氏が貿易特使を務めていた際、機密性の高い政府情報を有罪判決を受けた児童性犯罪者ジェフリー・エプスタインに共有したという疑惑に関連している。さらに、エプスタインにより人身売買された少なくとも2人の女性と性的関係を持ったとの告発という背景もある。同氏はこれらの疑惑を一貫して否定している。
また、米司法省は今年初め、エプスタインの所有地で撮影された同氏の未公開写真を複数公開しており、その中には床に横たわる女性の上にひざまずく様子を写したものも含まれていた。「政府や野党の一員としてではなく、一人の人間として、私たちの思いはジェフリー・エプスタインが作り上げた恐ろしい権力者ネットワークに巻き込まれた少女や女性たちに向けられる。あの忌まわしい年月に対する責任が徐々に問われ始めている」とバトラー氏は述べた。
同番組で向かい合って出演した野党副党首ジェーン・ヒューム氏も、与党側の見解に同意した。同氏が王位継承順位から退くべきかとの質問に対し、ヒューム上院議員は「それは君主自身が判断すべき問題だ」と述べた。
公務上の不正行為に関する捜査は、米司法省が公開した資料を発端としている。2001年から2011年まで英国の首席貿易特使を務めていた期間中、同氏はその地位を利用して機密の政府文書や商業上の機微情報をエプスタインに共有した疑いが持たれている。公開資料には、2010年に同氏がシンガポール、ベトナム、香港への通商ミッションの公式報告書を転送したとされる電子メールが含まれているとみられる。
さらに、アフガニスタンのヘルマンド州における高額投資機会に関する機密ブリーフィングを共有した疑いもかけられている。
ソース:news.com.au – Albanese brushes off referendum question after royal arrest