【NSW23日】 はしかの感染者数が急増しているNSW州で、保護者が子どもの予防接種スケジュールを把握できるようにするための新たな取り組みが打ち出された。
NSW州政府は、州内で感染力の非常に強いはしかが急増していることを受け、保護者向けに個別化された小児予防接種スケジュール作成ツールを導入した。ライアン・パーク保健相は、保護者が子どもの予防接種スケジュールを認識し、積極的に対応することが重要だと述べた。この措置は、NSW州およびVIC州で報告される感染者数が増加していることを受けたものだ。
NSW州の新ツールでは、国の予防接種スケジュールに基づき、子どもの生年月日に応じたカスタマイズされた接種予定が作成される。このスケジュールは専門家によって慎重に設計されており、子どもが最大限の予防効果を得られるようになっている。また、このツールでは接種予定日の1週間前にリマインド通知が届き、「カレンダーに追加」機能も利用できる。
現在、完全に予防接種を受けている子どもの割合は90%以上で、VIC州は92%となっているが、保健当局は地域社会を守るためにはさらに接種率を高める必要があるとしている。
このカスタマイズ型ツールは、NSWヘルスが委託した調査に基づいて開発されたもので、多くの保護者が子どもの予防接種をいつ、どこから始めればよいのか分からず不安を感じていることが明らかになっている。2000人以上の保護者を対象とした調査では、2025年に子どもの予防接種が進まなかった主な理由として、接種に対する精神的な不安が挙げられた。
オーストラリア国立予防接種研究監視センターの全国調査によると、8.6%の保護者が予防接種に関連する費用を負担できないと回答し、7.7%が予約の取得が難しいと感じていることも分かった。さらに、9%の保護者は医師や看護師から得た情報を信頼していないと答え、8.3%はワクチンの安全性に懸念を抱いていると報告している。
NSW州では現在の曝露地点は55か所、VIC州では57か所に上っており、特にメルボルン都市部でリスクが高まっている。シドニーおよびメルボルンの曝露地点には、空港の国内線・国際線ターミナルも含まれている。VIC州保健局とNSWヘルスは、感染者が訪れた曝露地点の最新リストを公表している。
警告では「曝露後、症状が現れるまで最大18日かかる可能性がある」とされ、症状に注意するとともにワクチン接種を受けるよう呼びかけている。
ソース:news.com.au – NSW government launches new vaccine tracking tool amid surging cases of measles cases