生活

在宅介護プログラム 需要が急増

【キャンベラ17日AAP】  オーストラリアで2017年、在宅介護プログラムを利用した人の数が前年比で9,261人増加し、同13.5%増の7万7,918人となったことが分かった。さらに、同プログラムの利用を希望する待機高齢者が10万8,000人であることも明らかになっている。

 

連邦のワイアット高齢者ケア相は、今年の予算案で同プログラムに過去最高となる50億ドルを拠出し、さらに多くの高齢者が在宅で長期のケアを受けられるようになったと説明した。また、在宅ケアプログラムの利用者が今年の8万7,500人から、2022年までに15万1,000人に増加する見込みだとしている。

 

ただ、プログラムの利用希望者の増加に、予算拠出が追いついていないと指摘する声も上がっている。野党労働党のコリンズ議員は、希望者が3か月間で約4,000人ずつ増えているとし、一年間に3,500人分を追加する予算拠出では需要の増加に間に合わないと批判した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら