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NSW恵みの雨 干ばつ解消には遠く

【シドニー3日AAP】   NSW州を通過中の低気圧のおかげで、干ばつに悩む地域は久しぶりの雨に恵まれた。しかし、長期続く干ばつの解消には十分でないようだ。

最も降水量が多かったのは州南西部の町プンカリー。4日午前9時までの24時間で53ミリを記録した。西部ブロークンヒルは34ミリ。その東側で畜産業を営むラックラン・ガルさんは「100ミリの地域もあれば、私たちはたった2ミリだった。散発的だ」と話した。

サイモン・ルイス気象予報士は4日、「一時的なしのぎになるが、干ばつ解消にはさらに大量の雨が必要だ」と述べた。

屋根の損傷や洪水からの車の救出など、州緊急サービス(SES)は40件を超える救援に追われた。SESは今後、特に州中部沿岸部・中西部沿岸部とハンター地方の住民に対し、大雨や強風、洪水に注意するよう警告する。

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