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カンタス経営陣に脅迫状 労使問題で?

【シドニー5日AAP】   ニューズリミテッドが伝えたところによると、カンタス航空CEOを含む同社の経営陣の複数が脅迫状を受けた。カンタス航空では、複数の職種の労働組合が賃上げを含む勤務条件改善を求めてストライキを頻繁に行っている中、会社側は経営立て直し策の一環として従業員1000人のリストラを発表するなどし、労使関係の激化が顕著になってきている。

アラン・ジョイスCEOが受け取った脅迫状はタイプ打ちされたもので、「カンタス航空はオーストラリアの会社で従業員もオーストラリア人であるべき。お前のような外国人が立ち入る余地はない」(注:ジョイス氏はアイルランド生まれ)と書かれていた。ジョイス氏への脅迫は手紙のみならず、電子メールや電話などでもあったという。今年5月にNSW州警察へ通報した。

この件について全豪運輸労働者組合(TWU)は、脅迫文はカンタス航空が社内で作成したでっち上げではないかと述べた。ジョイスCEOは「実際に警察へ通報しているのにでっち上げであるはずがない」と真っ向から反対した。一方、TWUによると、同組合のメンバーも脅迫メールを受け警察に通報したという。その内容は「こんな時期にストライキをするからTWUの組合員は嫌われるんだ」というもの。

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